Photo Gallery

粉引徳利

今日は粉引について一言。
皆さんもご存知の通り粉引とは、表面が粉を吹いた様に見えること
から名付けられたそうです。
李氏朝鮮時代に作られたものが今日では粉引として日本に伝わって
いるようです。
主に三嶋などは正式には粉粧灰青沙器(ふんしょうかいせいさき)
略して粉青沙器と呼ばれているようですが、ほとんど使われないの
で忘れても構いません。
真白な粘土が豊富に産出された地方ではあまり関心の無かったこと
のようですが、朝鮮半島など上質な白い粘土が少ない地方では、白
い焼き物は上流階級の人々しか使用できないことが多かったようで、
それ以外の人々は白い粘土に憧れ、鉄分の多い赤?黒い粘土を化粧
したということが始まりのようです。
そのような工夫は粉引だけとは限らず、志野の始まりもそのような
事から来たという説もあります。

しかし、現代になるとどこの産地の粘土でも容易に手に入るように
なりました。
そこで私が考えますのは、粉引ひとつ焼くにしても自分の住んでい
る地方の粘土を生かした粉引があるのではないかと言うことです。
私は唐津の粘土を使いますので、その特徴を生かした粉引を作って
みました。
唐津の粘土は砂気が多くざっくりとしていますので、透水性が高く
使っているうちに変化しやすい特徴があります。
本家李氏朝鮮時代の粉引は雨漏りなどは良く見られますが、貫入が
多く入っているものは少ないように思います。
唐津と朝鮮半島の土は近いと個人的には考えているのですが、そう
いった所は違うようです。

下記のような古びた雰囲気を持つ粉引を作ることは苦労しましたが、
やっと2点のみできました。
3ヶ月前に完成し、一つを使用していると貫入・雨漏りが出来、大
変満足いく作品となってくれました。
よろしければご覧下さい。



左は変化後、右は変化前です。


作品は違いますが、同じ時に出来たものですので、比べてみてください。


IMG_6242.jpg

IMG_6244.jpg

焼き上がり直後

IMG_6245.jpg

以下すべて変化後

IMG_6230.jpg

IMG_6236.jpg

IMG_6237.jpg

IMG_6240.jpg




=============================

よろしかったらご覧下さい。
唐津焼ギャラリー 雷山房


スポンサーサイト
裏千家淡交会博多支部 秋季茶会

先日の10月15日日曜日は裏千家淡交会博多支部の秋季茶会
が行われました。
とても晴天に恵まれ、本当に気持ちの良い茶会でした。

しかし一方で私には大変なことが起こっていたのです。
今回の濃茶席は私の通っている博多支部副幹事長の西川宗宥先生の
社中も担当の一つでありました。
しかも、新参者の私が一席受け持たせて頂くこととなっていたのです。
大変名誉なことで、御指名頂いた以上お断りすることなどは全く
考えてはいませんでしたが、本当に私で良いのか何度もお尋ねしま
した。
まだまだ半人前にもならない私がへたくそなお点前をすることにより
先生の沽券に関わるのではないかと心配したためです。
しかし先生は人前でお点前することが成長に繋がるとおっしゃって頂
きました。
失敗しても良い。ただ一生懸命稽古をし、心を込めてお茶を練ること
が大事と言われました。
いつもの事ながら気取らず体裁を気にされず、生徒の責任はすべて私
の責任と簡単に言って頂ける先生を改めて大変尊敬いたしました。
今の日本の政治家をはじめ、たくさんの人々に聞いて欲しい言葉です。


お茶の心得がおありになる方はご存知でしょうが、濃茶席は特に緊
張した面持ちの中でお手前をしなければなりません。
今回は一席40名80個の瞳が一点に向けられるわけです。
総計400名の大茶会です。
大人になってこれほど緊張することはなかなか無いように思います。
手が振るえ、茶杓が茶入の蓋の上になかなかうまく乗ってくれません。
私は仕事柄、締め切りなどで緊張することは多々ございますが、人前
で何かをし、緊張することなどは皆無に等しく、今回は大変良い経験
をさせて頂きました。

終わってみますと、手順を間違えた所などは覚えているのですが、
その他滞りなく出来たと思われるところは覚えていません。
(滞りなくと言いましても手順だけの話です。お点前はとてもとても
散々たるものであったと思います。)
よほど舞い上がっていたのでしょうね。

兎にも角にも無事終えることができまして、大変安堵しております。
先生をはじめ、お社中の方々、お手伝い頂いた方々そしてご足労頂い
たお客様とてもあたたかいお言葉をたくさん頂きまして本当にありが
とうございました。
この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
心より感謝いたします。


自宅を出る前に袱紗捌きの練習をしている風景を家内が撮っておりました。
恥ずかしながら掲載させていただいております。


20061017210704.jpg




=============================

よろしかったらご覧下さい。
唐津焼ギャラリー 雷山房





ギャラリー 雷山房 YAHOO店
auctionbooth.gif




成長する井戸茶碗

最近頻繁に使っている茶碗があります。
かれこれ6ヶ月位になるでしょうか。
始めのころより段々貫入も細かく入り生地(本体)の色合い
も濃くなってきてるように感じます。

写真の取り方で多少の誤差や錯覚はあるかもしれませんが、
以前の画像と比べて見るとかなり違うように見えます。
これからどうなるかもとても楽しみです。
本家井戸茶碗のように600年経つと相当変わることでしょう。

下の画像を見て下さい。
違いがお分かりになるかと思います。

6ヶ月前の茶碗


IMG_5421.jpg

IMG_5425.jpg

IMG_5427.jpg

IMG_5429.jpg

IMG_5420.jpg





最近の茶碗


IMG_6084.jpg

IMG_6088.jpg

IMG_6082.jpg

IMG_6079.jpg

IMG_6089.jpg







=============================

よろしかったらご覧下さい。
唐津焼ギャラリー 雷山房





ギャラリー 雷山房 YAHOO店
auctionbooth.gif




曜変井戸茶碗

とてもおこがましいのですが、今回焼成した井戸茶碗に曜変
とつけさせて頂きました。
この茶碗は星が飛んでいるように偶然出来ました。
本当の所はこのようになることは夢にも思っていなかったの
ですが、炎の成せる技としか言いようがありません。

また狙ってこのようになればよいのですが・・・・・。

貫入も細かく、高台際のみに程よくかいらぎがでた所も私個
人的には気に入っております。

今度は狙ってこのような曜変を色々な種類で作れるようにな
らなければなりません。
時間は掛かるかと思いますが、挑戦してみようと思います。


曜変井戸茶碗


rch52-m.jpg

rch52-1.jpg

rch52-2.jpg

rch52-8.jpg

rch52-7.jpg

rch52-9.jpg








=============================

よろしかったらご覧下さい。
唐津焼ギャラリー 雷山房





ギャラリー 雷山房 YAHOO店
auctionbooth.gif




WHAT'S NEW?